アルファード30系には、ハイブリッド車とガソリン車の両方が設定されています。
ハイブリッドにはバッテリーが2個搭載されています。
そのバッテリーは「ハイブリッド用蓄電バッテリー」と「補器用バッテリー」ですが、もちろん、普通の車と同じように交換が必要です。
では、その交換は容易に出来るのかどうかについてと、注意点などを今回は書いていきます!
そもそもハイブリッドって何?
「そもそもハイブリッドって名前は聞くし、知っているけど、仕組みとかはよくわからない・・・。」って声が聞こえてきそうなので、わかりやすく?ハイブリッドの仕組みについて、まずはお勉強を。
上記の図がハイブリッド車の簡単な概要図になります。
エンジンとモーター両方を利用して走る車がハイブリッドになります。
ブレーキをかけた時にモーターを利用して、バッテリーに電気を蓄えて、それを走行に利用します。
一般的なハイブリッドだと低速走行時はモーターのみで走り、エアコン利用時・高速走行時・高負荷走行(アクセル全開に近い)時はエンジンとモーター両方を使用するのが一般的です。
アルファード30系 ハイブリッドのバッテリーは普通の車と同じなの?
こちらを見ていただくとわかりますが、右側に繋がっている黒い箱状の物が「ハイブリット用バッテリー」です。
※写真は他車のハイブリッドです。
ハイブリッド用バッテリーは大体、後部座席の下(ミニバンの場合、2列目・3列目の下付近)に装着されています。
上記のような「今までの車のバッテリーと全然、違うじゃん!」って声しか聞こえてこなさそうですが・・・。
ご安心ください。ハイブリッド車にも今までの車にもついているバッテリー(補器用バッテリー)も付いてます!!
「え?じゃあ、ハイブリッドの蓄電バッテリーも今までのバッテリーと同じで簡単に交換できるんじゃないの?」って思う方もいらっしゃるかも知れませんが、そうは行かないんです。
ハイブリッド用蓄電バッテリーは専門の教育を受けた人(ディーラーの整備士さんや街の認定整備工場など)しか交換出来ません。
理由は、ハイブリッド用蓄電バッテリーは、かなりの高電圧がかかっているため一歩間違えば感電する恐れがあるのと、失敗した場合、ハイブリッドシステム自体に異常が発生し、走行不能に陥る恐れもあるためです。
では、ハイブリッド車のバッテリー交換は出来ないのか
「じゃぁ、アルファードのハイブリッドはバッテリー交換できないのか・・・。」と思いますよね?
「感電する」「走行不能に陥る可能性がある。」とか怖いこと書きましたが、今までの車にもついていた補機用バッテリーであれば、交換は出来ます!!
ただし、補機用バッテリーの交換にも普通の車と違って注意事項がいくつかあります。
<注意事項>
- 「ハイブリッド車用」と書いたバッテリー、もしくは「ハイブリッド車対応」と書いたバッテリーを使用すること。
- 感電防止のため、念のため感電防止の手袋をすること。
- エンジンは切った状態で行うこと。
おおまかに上記の事が注意事項になります。
ハイブリッド用蓄電バッテリーの寿命と交換費用
ハイブリッドの蓄電バッテリーも、長年使っても常に万全!!ってことはありません。
ハイブリッド用蓄電バッテリーも携帯のバッテリーと同じで充放電を繰り返すことによって、劣化していきます。
そのため、いずれは交換が必要になってきます。
その寿命ですが、現在のトヨタ車ハイブリッドのバッテリー交換距離数を調べてみた所、概ね10万~20万キロでの交換が多くみられました。
もちろん、それ以上の距離数もあれば、それ以下の距離数での交換もありました。
なので、一概に「寿命は何万キロです。」と言い切れないのが現状ですが、概ね10万キロを超えた時点でハイブリッド用蓄電バッテリーの交換が必要と覚えておいていただくと良いと思います。
ちなみに、交換にかかる費用ですが・・・。
万が一、駆動用バッテリーの交換が必要になった際のメーカー希望小売価格は「134,400円(税込)」でございます。
こちらの価格は、工賃が含まれていない参考価格です。また、駆動用バッテリーの費用は、車種により異なります。
工賃を含めた価格は、トヨタの販売店よりご案内しております。
ホンダの場合
ハイブリッドバッテリーの価格につきましてご案内いたします。ハイブリッド用バッテリー360,000円(税抜)
約14万円~36万円と考えると、アルファード30系のハイブリッド用蓄電バッテリーの交換費用は14万~40万(工賃もある程度、考慮)程度、かかると思われます。
補足ですが、ハイブリッド用バッテリーに異常が発生した場合は、必ず警告表示・警告灯が点灯しますので、それを見たら必ず見てもらうことをお勧めします。
補機用バッテリーの交換費用と注意事項
ハイブリッド用蓄電バッテリーが高いということは、補機用バッテリーも高いのか??
ハイブリッド車の補機バッテリーですが、こちらも一般的な車と比べると少々、お高めになっています。
理由は、高電圧のハイブリッドシステムを始動させるためなど、特殊な用途が重なっているからと思われます。
平均で3万~5万円の出費となる模様です。
ハイブリッド車の注意事項
今では、一般的に普及してきた「ハイブリッド車」。
アルファードにもハイブリッドが設定されていますが、そこで特筆すべき注意事項を見つけましたので、それのご紹介も。
「車のバッテリーが上がってしまってエンジンがかからない!」
なんて経験ありませんか?
ハイブリッド車でも、バッテリー上がりはあります。
その際、他の車からケーブルを繋いで助けてもらう必要がありますよね?
今までの普通の車の様に、ケーブルを繋ぐだけでは行かない時があるようです。
理由は、ハイブリッド車の補機バッテリーは大体、リアトランクの内部にあります。(ボンネット内部にある車種もあります。)
アルファード30系もトランクの内部に補機バッテリーが入っています。
最近のリアトランクは、昔みたいに鍵穴を回して開けるとかレバーを引いて開ける以外に電気式鍵で閉まっているものがあり、バッテリーが上がると電気式鍵のため開かない事も・・・。
アルファード30系もパワーゲートがオプションでありますので、バッテリーが上がるとトランクが開かなくなる場合があります。
そのため、ハイブリッド車にはボンネットを開けると応急処置用端子がありますので、そこにケーブルを接続して、エンジンを始動させる流れになります。
ハイブリッド車を購入された際は、もしもの時に備えて、取扱説明書を読み、応急処置用端子の場所も押さえておきましょう!
アルファードのハイブリッドバッテリーの交換についてのまとめ
アルファード30系 ハイブリッド車のバッテリー交換などについて書いてきましたが、複雑なシステムを使用しているハイブリッド車。
ハイブリッド以外にも、先進安全装備などが多くついている現台車。
アルファードにも先進装備がたくさん付いています。
今までの車と同じようには行かない部分が多々、存在します。
車を購入された際は、必ず取扱説明書を読み、システムの注意事項などに目を通すようにしましょう。
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